最初におさえて置きたい点として,このスキットの出来事は現実にはありえない,ということです.そこを,実際の出来事のように大真面目に演じると大受けするかもしれません.
とはいえ,私も含めて,このスキットを聴いた時には,音や内容を追いかけるのが精一杯でどこがおかしいのか,全くわからないのが現実ではないでしょうか? 何回か繰り返して,英文が口になじんできたら,右頁の「内容を確認しよう」を読んで日本語で理解してみるとどこがおかしいかがよくわかります.
演奏会直前.誰のフルートかわからない.通常でしたらパニックになるので幕を上げる係にストップをかけるでしょう.ところが,Emma とKenのやり取りの後,幕が上がってしまいます.きわめつけは,最後のKenのセリフ(3つのセンテンス).実際に演奏会で演奏者がこのようなセリフを言うことはありませんね.
ありえないのをどこまで大真面目にできるか? お笑い芸人になったつもりで音読してみたいものです.